食中毒知恵袋

 飲食店の食中毒を減らす為には、「知る」事です。難しい専門書だとなかなか理解できないですよね?この知恵袋は、飲食店の皆様に解り易く、食中毒の流行・脅威をお伝えします。「知る」事から始めれば、飲食店を食中毒から守ることができます。

2000年以降、全体の食中毒件数は、減っています。しかし、飲食店での件数は、減るどころか、増えつつあるのが現状です。

        全体    飲食店

・2000年 2,247件 497件

・2019年 1,064件 580件

 



また、この20年間で急激に減っているのが、「原因不明」件数です。

・2000年1,169件

・2019年  165件

保健所による調査がより徹底されることにより、原因場所が以前より明確化されてきた、その原因場所が飲食店だった…と言えます。

 


全体が減る傾向にあっても飲食店が原因とする食中毒は、一向に減りません。そのため、飲食店事故率は、年々上がり続け、毎年、500店舗以上の飲食店が営業停止処分を受けていることになります。

2000年~2019年の20年間、食中毒による営業停止処分飲食店は、何と、延べ11,665店舗にも及びます。

 日本の食中毒を撲滅するには、【飲食店の注意力】がキーとなるわけです。実現するためには、まず「知る」事です。知っていれば、大概の焼酎毒は防げます。知っているだけで、過去11,665店舗の「営業停止」処分は、おそらく98%以上防げたに違いありません。



 食中毒は、1年を通じて様々な流行りがあるため、1年を通じて注意しなければなりません。しかし、季節毎に注意するポイントが違います。大切なことは、季節毎の流行る菌とその防御対策を行う事です。